和菓子は好物の一つだ。 子供の頃、海産物や駄菓子類まで扱っていた「福島屋」か酒類を扱っていた「間々田屋」と米屋、呉服屋くらいしか無かった片田舎に、生菓子を製造販売する菓子屋がオープンしたのだ。 店の名前は「河本屋菓子舗」
珍しさも在り、毎日通っていたが、春先は野のヨモギを採り「ヨモギ餅」を作ったり、「きみしぐれ」「最中」etc.・・・柏餅などの季節の和菓子・・・
聴くところに拠れば、周辺の和菓子屋さんは殆ど廃業してしまい、今は「河本屋」1軒とのこと。 (・_・;)(・_・;)
最近では贅沢なことに、ネットショップで全国各地の美味しい和菓子が取り寄せできるが、矢張り店頭での買い物に限る。
なので、僕が今利用する店は練馬・大泉学園の「大吾(だいご)」と東松山の「富久屋(ふくや)」だ。
今週の1日に「富久屋」へ行くと、何時もの和菓子の他に「月替わりの大福」として「夏ミカンクリーム大福」や「あんず大福」、レモンの輪切りが乗った和風紅茶ゼリーの「涼甘粛」と今月の和菓子「水無月」が在り、「あんず大福」と「麩饅頭」を買った。
翌日の2日、パート先で茶菓子を頂いたが、形や色から「あんず大福」かと思っていただくと、ミカン大福だった。
パート先の仕事を終え、時間潰しに「大吾」へ行き栗の菓子「爾居久良」と「あんず大福」と「水無月」を買ったが、富久屋の「水無月」は葛餅で作った台に北海道産の小豆を乗せるのに対し、「大吾」は「ういろう」の台に北海道産の小豆を載せるのだ。
富久屋は「葛」を使った和菓子が多いので「葛」が得意なのだろうが、僕は「ういろう」の方がモチモチ感が在るので好きだ。
で「ういろう」と言えば小田原の外郎家。 口中清涼薬として戦国時代の1504年に京都外郎家から分家されて営業を開始されたと言う。
その小田原外郎店の一角に蒸し菓子「ういろう」が在る。 うるち米に水を少量加え、氷砂糖を砕いて入れて拡散させ、濡れ布巾を敷いた蒸籠(せいろう)で蒸して作る。
見かけは羊羹に似ているが、羊羹が寒天で固めるのに対してういろうは米粉やワラビ粉、小麦粉などに漉し餡を混ぜて蒸し固めるのだ。
又、「すあま」は上新粉にぬるま湯を加えて練り、せいろで蒸して作るのだが、「ういろう」は上新粉と砂糖と白玉粉を水で溶き蒸す。
マア、食感がそれぞれ違うし、食後一安心出来るのが良い
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