マスク・アビガン・防護服

 今日の日経朝刊に拠れば、(日本)政府は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、抗インフルエンザ治療薬アビガンを、インドネシア、オランダ、トルコ、イラン等40か国以上にUNOPS(国連プロジェクトサービス機関)を通じ無償提供する-と言う。

 80ヵ国近くから提供の申し出を受けていた中で、臨床研究のデータを日本に提供することを条件に、5月1日時点で43ヵ国と調整が出来た結果だそうだ。

 富山大学医学部白木教授と富山化学工業が開発した「アビガン」のライセンスを取得していた浙江省の工場が、当時契約した(富山化学工業の親会社)富士フィルムホールディングスとのライセンス契約が失効していたものの、後発医薬品として製造していた「ファビピラビル」を臨床実験した結果有効である旨公表し、一気に新型コロナウイルス感染防止薬として躍り出たのだが・・・

 実は、韓国でも同様に臨床研究していたのだが、不採用を決めた翌日に中国での発表が在ったらしく、文在寅政権は日本からアビガンを買わずに済んだと喜び、国民は翌日ガッカリした-と言う。 

 ところで「アビガン」だが、新型インフルエンザ治療薬として承認されているものの、COVIDー19対策としては現在1,100医療機関で2,194人の患者投与され臨床研究で、急遽倫理審査委員会の承認を取り付ける段階なのだ。

 だが、マスク外交の中国と異なり、パンデミックで苦しむ世界各地の人々に、対応する医療従事者の防護服として出来るだけ早く提供して欲しい。  グローバル社会で自由主義の旗を立てて欲しい。

 TB番組では、新型コロナウイルス問題ばかりだが、人類はウイルスと戦いながら共存して来たのだ。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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