読売新聞「編集手帳」で、「栃木県のイチゴ生産農家の悲哀」が取り上げられていた。
「昨秋の台風19号では、(栃木)県内のビニールハウス等が21億円以上も被災したものの、(多くの)農家が生産体制を立て直したが、冬場の日照不足で収穫量が上がらなかった。 そして、イチゴ本来の旬である春が来た。 だが、いちご狩りの団体客のキャンセルが相次ぐ・・・ 新型コロナウイルス感染(拡大阻止)の影響だ。 もしも従業員が感染すれば風評被害が出かねない・・・ 多くの生産者が地域の産品を守るため、ピリピリした緊張感がうかがえる。 ・・・近くのスーパーでは様々な銘柄のイチゴが並んでいたが、生産者の苦労が沢山隠れて居そう」
それでも生産者(農家)は「明日のために」苗づくりをする。
生産者はポジティブで無ければやっていけない、居られない-のだ。 自給自足なのだ。
それにしても、このところのTV番組では、国の新型コロナウイルス感染拡大対策を他人事のように捕える映像ばかりが流される。
「インバウンド客が激減した」と大騒ぎ-するのは経営者だろうか・・・否、事業が続けられるかどうか日々関心している経営者は次の手を準備しているが、従業員は「その日暮らし」だ。
僅かの蓄えなんて、雀の涙・・・
もう一つに、「マスク転売禁止へ」の記事。
中国人が大量購入し自国に持ち帰った今、「売り切れ」の看板を表示し、ネット上で高値で売り出している今、国は漸く「印籠」を出したのだ。
昭和48年のオイルショック時に制定した国民生活安定緊急措置法で、トイレットペーパー騒動対策だったが、ウイルス感染騒ぎでマスクが必要とする国民に届かない事態になった-と判断したのだ。
自由経済の旗を掲げる日本が白旗を挙げる(統制する)ことは、「拠無い」と判断せざるを得なかった-のだろう。
更に、「新型コロナ」拡大防止の「水際対策」は、「国内に持ち込ませない」対策かと思っていたが、「国内発生を出来るだけ遅らせる」効果-だそうな。
トイレットペーパーもジッパー付き保存袋やゴミ袋も、買い漁りを扇動する番組を締め出すことは出来ないのだろうか・・・
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