「大阪湾など瀬戸内の漁獲量が1990年代後半から急減している。 下水の高度処理で、魚の栄養となる窒素が減り過ぎたのではないか」
兵庫県立農林水産技術総合センターの反田参与に拠れば、大阪湾の海水中の無機窒素量が1980年代に比べ3分の1程度に減少し、窒素やリンなどの栄養塩を摂取して育つ「海苔」への影響は特に顕著で、色落ちが激しい-とのこと。
この点では東京湾でも見られ、今年6月の東京新聞記事に、「江戸前海苔、異変!収量がピーク時の4分の1」とのニュース。
「千葉県漁業協同組合連合会に拠ると、昨年11月から今年4月迄の2018年度の収穫量は1億4千枚。
記録を取り始めた1973年以降最低で、ピークの1978年度には6億枚あった。 特に、この4年間の減り方が目立つ」
食い倒れの商都を支えるナニワは、「魚がたくさんいる海=ナがたくさんいる場所」即ち「ナニワ(魚庭)」の海の変化は近年甚だしい-らしい。
「水清ければ魚棲まず」
大阪湾や瀬戸内海の環境保全対策で「汚濁防止」に努力した結果、海の「貧栄養化」が進み、
「海水浴をしたいし、魚も食べたい」住民にとって、瀬戸内、大阪湾の将来像を考える必要が在ろう。
いっとき、野党が「桜を見る会」を追求したが、これまでの政府が履行して来た「見る会」の在り方に「不適切な点が在る」と判断した現政権は来年の開催を中止し、見直しを表明した。
それでOK。 国民にとっての感心ごとは、日本の「ガラパゴス化」だ。
これまでのパソコンや携帯電話はさて置き、交通機関(自動車)や法律・文化のガラパゴス化は困るが、日本知財、日本人の出稼ぎ労働はご免被る。
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