1989年11月9日、東西ベルリンの検問所ゲートが開き、西ベルリンを囲むベルリンの壁(反ファシズム防壁)が崩壊してちょうど30年。 1990年10月に東西ドイツが統一されると、ドイツ政府は旧東ドイツの振興を推進して来た。
ドイツは世界経済の優等生だから、政治的にも経済的にも統一の成果はとうに達成されたものと思っていたが、今朝の読売新聞に拠れば、
「・・・労働者の平均給与は、2018年レベルで旧東ドイツでは約3万ユーロ(約360万円)に対して旧西ドイツでは約3万6000ユーロ(約435万円)」だと言う。
理由は、生産性の高い大手企業や熟練労働者は今でも旧西ドイツ地域に集中しているから-だそうだ。
どこの国でも格差は在るが、伝統文化はさて置き、政治は経済格差を解消すべく努力している筈なのに・・・旧東西ドイツの経済格差は縮小していないのだ。
そのため、旧東ドイツの住民の中には「2級市民」の意識が芽吹き、「反EU」「反イスラム」「反移民」を謳い、ナショナリズム、右翼ポピュリズムの極右政党AfDの結党となった。
1993年EU発足後、域内の壁を外し経済的に社会的に共同体となるべく努力して来た欧州だが、中東や北アフリカからの移民問題が大きくなり、東欧・バルカン諸国には難民阻止のための壁が1,000km以上も建設されたのだ。
ヨーロッパに新たなナショナリズムが台頭した理由は、移民・難民問題なのだろうか・・・
さて、今日も10kmウオークにチャレンジした。
今月に入って3回目だが、一昨日と同じ3:00㏘にスタートすると、隣町の4:20㏘の「帰ろうチャイム」も我が町のチャイムも、一昨日と同じ場所を歩いていた時に鳴った。
で、進んで行くと、薄暗くなった土手で犬を散歩させる柴崎君が待っていてくれた。
散歩コースの田圃道は見通しが良いので、互いに見付けると挨拶を交わしているのだが・・・
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