蕎麦を食べている人が、蕎麦を褒める言葉として「コシが在る」と表現することが在る。
「うどん」ならグルテンが在るので理解出来るが、「ソバ」にはグルテンは含まれていないのだ。
では、「うどんのコシ」ってどういう状況なのか(?)と言えば、(うどんの)歯ごたえなのだろう。 単に「硬い」のでは無く、噛み心地の良い程良い硬さなのだろう。
だが、「蕎麦」を食べている時の「コシが在る」は、喉ごしなのだ。
ズル玉(多加水)で捏ねると、こね易いのだが茹でて食べる(あまり噛まず咽喉を通す)時、コシが無い(食べた気分が出ない)のだ。
又、器械で切った蕎麦の場合、角の無い丸い蕎麦になってしまうので、咽喉を通すとき心地良さが無い-のだ。 だから、打った後、包丁で切り暫くして切った蕎麦の角が残る程度の茹で時間、せいぜい10数秒茹でると゛喉ごしが良い”のだ。
もっとも、茹でた後、一旦冷水で晒すと蕎麦が締まるので「コシ」が出るし、うどんのように塩を入れて打ち、茹でれば硬めになる。
更に、うどん粉(小麦粉)を入れて打てば、小麦粉のグルテンでコシが出る。
しかし、ソバの蕎麦たる理由は、その栄養価なのだ。
ビタミンE、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸が多く、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン等のミネラルが在る蕎麦は、
噛んで食べる-のでは無く、飲み込んで喉コシを楽しむ-食べ物なのだ。
まあ、ワールドカップ・ラグビーフットボールで南アフリカが優勝したことで、日本チームの評価が上がったのだろう。
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