NHKBS番組「悲劇のインパール作戦」を見た。
日本帝国陸軍のトップに依る無謀な作戦で、参加した軍人の大半を死亡に追いやった史上最悪の作戦「インパール作戦」だが、トップのエゴイズムのために参加した10万の軍人の大半が戦死、死亡させたのだが、今日の甲子園、星稜高校と智弁和歌山高校との3回戦。
タイブレークに入った14回の劇的なホームランで決着は付いたが、延長戦の11回表、星稜のピッチャー奥川が右ふくらはぎがつり12回の表では治療に入る、将に「死闘」だったのだが、その折智弁和歌山の主将黒川から奥川に熱中症対策用の錠剤が届けられたのだ。
そのことは両監督も認識していて、敵味方を超えた選手の友情は、試合後のインタビューで涙を流した奥川が、「向こう(智弁和歌山)も本気で日本一を狙っていた。 (その黒川キャプテンから)日本一を取って呉れ!と言われて・・・(泣けたのだ-と言う)」
インパール(作戦)も現場を知る部署から(作戦に)異論が出たが、「人の上に立つ立場の者」が異論者を左遷せず聞く耳を持っていれば、自軍の兵士を3万人も殺さずに済んだろうし英雄になったかも知れないのだ。
星稜のバッテリーも相手方智弁和歌山の打者一人ひとりを分析していて、スポーツの在り方を見せてくれたし、智弁も良く戦ってくれた。
近年では類の無い楽しい試合、「武士の試合」だった。
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