只今8:00㏘。 京の晩夏を彩る「京都五山の送り火」をNHKBSの生中継で観た。
盆の精霊を送る、日本の代表的な伝統行事だが、先ずは東山に「大」の字が点り、続いて松ヶ崎地区に「妙」と「法」が8:05㏘。 西賀茂の「船形」が8:10㏘に点火され、大北山の「左大文字」は8:15㏘で嵯峨の「鳥居形」は8:20㏘に点った。
京都の街全体が、迎え入れた先祖の魂と過ごした数日を惜しみつつ、一年後の再会と親族の多幸を祈るのだ。
伝統を維持すること、伝統を繋ぐことの意味を感じる一日なのだ。
其れに比して、僕が住む地域は如何に殺風景な盆なのだろう。
実家の悪口になるが、兄弟姉妹それぞれが世帯を構えて4,5拾年。
実家(を継いだ兄)から、兄弟姉妹を一堂に会する盆の開催の連絡は一度も無い。
実家を出た側がそれぞれの都合で祖先への信仰をするので、親族の意義が薄れ残念だ。
話は変わるが、
隣町の議会議員選挙が先月在った。
議員定数が11人に対して現役は7名、新人5名が立候補をしたのだが、新人2名は地盤等を意図せず届け出たらしい。
その結果は住民の予測通りで、現役は全員当選、地盤を持った新人3名もそれなりの得票数を得て当選したのだが、地盤を意図せず立候補した2名は落選したのだ。
得票数が12位の人はさて置き、(定員が11人なので)11位の人が「当選」ならば問題が無かったのだが、11位の候補者の得票数が、「法定得票に至らなかった」のだ(で、落選となったのだ)。
その結果、当選者10名での議会となったのだが、地方自治体(町)の役割として、住民へのサービス維持(自治体の運営、各種税金の確認、町づくり、社会福祉等々)議会運営に必要な人数(定員)を設けたにも拘わらず、住民は「10名で充分」としたのだろう。
地元住民の中には、「4,5人居れば良い。税の無駄使いになる」との意見も在るのだが、「選挙」に掛かる費用は?、自治体とは何か(?)を住民が問われる時期に来ている-のだろう。
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