今日も昼は「山富貴」だった。
何時ものようにホールに入ると、ガラス越しに見える竹やぶの庭に居る「ハグロトンボ」は貴重で、「山富貴」の夏の風物詩として売り出すよう-若女将に薦めた。
「ハグロトンボ」が翅をゆったりと動かす姿は巫女の舞う姿に似て美しく「神様トンボ」と言われる由縁であり、太田道灌の鷹狩りの際の雨に蓑の代わりにヤマブキを差し出した村娘のイメージに似た「ハグロトンボ」は面白いだろう・・・などと話している間に、盆が運ばれて来た。
「今日は、スダチ蕎麦です」
久し振りだったが、この猛暑にピタリだったので、スライスしたスダチも汁も全て平らげた。
ところで、スダチはスダチバナと言い、漢字では「酢橘」と書くそうで、刺身や焼き魚の薬味には最適で、カボスは酸味が薄いので似合わない。
ま、ご馳走様でした!
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