「あっ! ハグロトンボだ! 珍しいなあ・・・」
今日の昼飯を食べに「山富貴」のホールに行くと、ガラス越しの向こうに十数本竹が生い茂る薄暗い庭に、羽が黒いトンボが数匹見えた。
なので、コーヒータイムの後帰宅するとパソコンで「ハグロトンボ」を検索した。
「カワトンボ科アオハタトンボ属で別名ホソホソトンボ」とあり、
「羽が黒いのが特徴で、オスは体色が全体的に黒くお腹がエメラルドブルーなのに対し、メスは翅もお腹も黒褐色で、他のトンボは素早く飛翔したりホバリングするが、ハグロトンボは蝶のようにヒラヒラと舞うように羽ばたき、羽を休めるときも4枚の羽を重ねて立てた状態で閉じている」
と在る。
更に、『黒い羽根を持つ「ハグロトンボ」は地域によっては「神様トンボ」と呼ばれ、ヒラヒラと舞う神秘的な飛び方が(神社の)神殿で舞う巫女のように見える-からだろうか・・・
また、黒は全ての光の反射率が「0」であり、あらゆる光を吸収する-所から、神秘的なイメージで「神様トンボ」なのかも知れない。
事実、ガラス越しのハグロトンボは翅を重ねて土に止まっていたし、その姿は格調高さを感じた。
毎日の散歩で出会う「ナツアカネ」もそうだが、トンボはホバリングこそしろ、後ろには飛ばない-、「常に、前向き」なので古来より「勝ち虫」と言われ、加賀百万石の祖・前田利家は甲冑の「前立て」にトンボを仕立てていた。
また、(トンボの)複眼はお腹に近い部分と背中に近い部分で役割が異なる-そうだ。
背中側は空を映し天敵を見つける役目で、お腹側は下の障害物や獲物を見つける役を司るらしい。
その上、4枚の羽は別々に1秒間に20回から30回も動かすことが出来、ギンヤンマは時速100kmも出せ、2億9千万年前にいたと言う古代のトンボ「メガネウラ」は、ヨーロッパ諸国やアメリカで化石として発見されているが形は現在と変わっていない-ことから、
神が創った生物の代表は「トンボ」だろう。
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