NHKBSTV番組「消えた祖父の謎を追う」の再放送を見た。
アメリカの写真家レジーナ・ブーンさんの祖父は日本人だと言うことは知っていたが、父親が亡くなる直前に手渡された1枚の祖父の写真。
それを頼りに「祖父の人生」を探すよう言われ、「祖父を探すレジーナ・ブーンの旅」となった。
父親の親友や祖父が経営していた食堂の在った町の人たちの協力で祖父が、
「日本軍による真珠湾攻撃の当日に、FBIに拘束されたこと」が判明、さらに国立公文書館での調査結果、祖父の名は「宮崎鶴寿」、真珠湾攻撃の20年前(米国に)移住し食堂を経営していたこと。
日本軍の真珠湾攻撃より前から、祖父(宮崎鶴寿)はアメリカに依り「アメリカの敵」としてマークされていたこと。 更に、「アメリカの敵」として収容されると、日本人同士が交わることの無いよう各地の収容所に分散され、粗末な環境の中で過酷な労働を強いられて終戦後も監視されながら家族から遠く離れた“縁も所縁も無い土地”で肺結核で亡くなった-ことを知った。
やがて、祖父の生まれ故郷、長崎県にも行き、祖父の遺骨が墓地に葬られていることも判明。
アメリカに仕掛けられた「真珠湾攻撃」。 それによって、日系アメリカ人は翻弄され予期せぬ運命を迎えることとなる。
新疆ウイグル自治区ばかりでは無い・・・世界のあちこちで為政者に依る非人道的な行為が起き、国民が犠牲となっている。 そのことを知った(正義の)ヒトが不正義に始末されてしまう人間社会。
歴史は「正義」を見つけられるが、正義を全うしようとするヒトが大手を振って過ごせる社会ばかりでは無い。
話変わって、このところテントウムシが目立つ。
多くはナナホシテントウやナミテントウなのだが、農家にとっては「益虫」で、ナナホシテントウムシはアブラムシやカイガラムシなどを捕食駆除してくれる「無農薬栽培に一役買っている」のだ。
テントウムシは漢字では「天道虫」と書き、「お日様に向かって飛び立つ」と言われ、英語ではLady birdと呼ばれて、聖母マリアの化身として「幸運をもたらす虫」とされている-そうだ。
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