カメムシ

 パート先の駐車場から車を出そうとしたとき、フロントガラスのピラーにカメムシが停まっていたので、スピードを出さないように運転していたが、無風状態でも在ったので目的地近くになってもそのままだった。 

なので、到着前に飛び立って貰おうと道路脇に停車したが、動こうとしない。

そこで車から降り、道端の草で追い払おうと草を探している間に居なくなった。

 我が家の周囲は畑なので、今頃は時折ガラス戸にカメムシが来るが、子供の頃は「ワクサ」と言っていたように、兎に角カメムシが放つ臭いは「クサイ」のだ。

ものの本に拠れば、「カメムシは自分の臭いで失神する」らしい。

 では、カメムシに臭いをかけられたとき、どう対処すれば良いか?

「カメムシの放つ臭いのもとは、トランス‐2‐ヘキサノールと言う親油性、揮発性の物質」なので、先ずはサラダ油やオリーブ油で洗うと(親油性なので)臭いが取れ、食器用洗剤で洗うと界面活性剤なので更に取れる-とのこと。

 また、カメムシに刺された-と言う人の話がある。「刺されて、兎に角痛かったよ!」

カメムシは植物の葉や茎或いは果物の樹液を餌にしているので、ヒトを噛むとか刺すことは殆ど無いらしいが、余程危険な状況にさせたのだろう・・・その痛みは足長バチに刺された時と同じぐらいの痛さらしい。  しかし、足長バチと違いカメムシは消化液を出すだけなので毒性は無いとのこと。

なので、医療機関では精々消毒液を塗る程度だそうだ。

 話は全く変わるが、我が町の特産物「ゆず」の宣伝文句に「日本最古の桂木ユズ」と在る。

ユズを特産物として日本で初めて生産・販売したかどうか-の確かな裏付けは無いが、桂木産のユズが江戸の後期(1820年)に出版された「新編武蔵野風土記」に記載されているので、その頃に出回っていたことは事実だろう・・・が、今出回っているユズは品種改良もされたであろうし、現代の肥料で現代の生産方法で生産されたユズだ。  品種は本ユズで実生から育てているので、江戸時代の「桂木ゆず」と同じだろうが、要は「本ユズ」の「風味と香り」が売りなのだ。

「最古」は必要無い-と思うのだが・・・



毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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