自由には必ず孤独が付いて来ます

 僕にも、それは理解出来る。

歳の離れた兄弟を育てていた頃だが、自分は「親の立場から」との言い訳で、差別する積りは無い-と思いながらも、現実差別化して来たのだ。

 或る日、仕事から帰宅すると妻が、

「お父さん! 今日、こんなことが在ったのよ。 叱って下さい!」

妻の、事の成行きを聞くと透かさず、長男に「弟は、未だ良し悪しが理解出来ていないんだから、イジメてはいけないよ」-などと言って長男と次男を差別して来たのだ。

歳の差は在っても、親と子の立場は「子は子」、長男であろうが次男であろうが、親がハナから差別化してはいけなかったのだろう。

「分け隔て」ていた自分を今更反省するのだが、息子たちから「喜寿の祝い」を貰った今、このところのマスコミで取り上げられている「8050問題」を省みて、息子たちに公表すべきかどうか悩む。

兎に角、新たな話題、否社会問題らしいのだ。

 世情は、川の流れのように留まることが在っても流れ続ける-のだ。

我が家の子育ては「妻任せ」だったし恣意的な考えも無かったのだが、子供たちそれぞれは学校ではイジメを経験しただろうし、就労後は仕事の苦労も経験しただろうが、何事も無く養育を終えた感が強い。 強いて「社会問題」を取り上げれば、長男は何とか(一流と言われる)企業に就職出来たが、次男は氷河期の真っ只中での就活だったので希望通りの就職が出来なかったが、全国展開の飲食業界に就職が決まった。 がしかし、希望と違う世界だったのか3年で職を変え、今は自営業者だ。

 川の流れは澱みが在れば急流も在る。

流れに逆らわず、流れに親しむ-就職氷河期の世代は、その中での生活力を得られ、強くなれる。

 話変わって、今朝の民放TV番組で、大女優岸恵子さんの半生が取り上げられた。

昭和27年(1952年)に「人々の戦争体験をテーマに」したNHKラジオドラマ「君の名は」が人気を博すと映画化が決まり、その主役に抜擢されたのが素人だった岸恵子さんだが、3連続映画化が終えた24才の時、フランスの映画監督と結婚するも、自らの意思で18年間の生活にピリオド。

離婚後、フランス社会での華々しい生活だったが、「日本語の社会」が忘れられず、帰郷。

太平洋戦争の体験から、自分の人生は自分で切り開く-をモットーにしている由。

 現在、86才を楽しんでいる-と言い、『「自由」を求めれば、必ず「孤独」が付いて来るが、「孤独」を楽しめる人は極稀れ-と言う。 

孤独を楽しもう!

 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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