「むさしのは 月の入るべき峰もなし 尾花が末に かかる白雲」(藤原 通方)
武蔵野は、西を見てもどこまでも続く荻の枯野ヶ原で、東の彼方には白雲が見える-
平安時代の武蔵野は、(ススキでは無く)荻(おぎ)の原野で、所々の台地に人家が存在する荒れ野で、やがて数百年を経て人が出入りし焼き畑が始まり、人が生活する武蔵野台地となったのだろう。
その後、江戸時代になると人口が急増し、新田開発、用水路開発等が盛んとなる、その面影は、三芳野(現在の三芳町)から府中市辺りに見ることが出来る。
武蔵野の特産品と言えば、先ずは小麦だろう。
昨日の友人宅での、「農林61号が見付からないのよ・・・」の話にパソコンで検索してみると、
埼玉県産や群馬県産「農林61号」は「売り切れ」だったが、栃木県産が在った。
間も無く麦秋だが、一先ず栃木県産を取り寄せて見よう!
次が「十三里」だ。
三芳町の上富(かみとめ)地区は芋街道と言われ、数十軒の芋生産者が並ぶ。
間も無く今年も、芋苗が出来る頃だろう。
ところで、武蔵野の最高のお奨めは、富士山の眺望だ!
特に、武蔵野から見る富士山の雪景色は最高だ。
現役の頃は、通勤電車の窓越しから見える富士山に励まされた記憶が在るが、今は富士山が一番美しく見える武蔵野を見つけている。
0コメント