一に鶏肋二に馬骨

 コーヒータイム中に、『○○さん! 素性が分からないこと-を「どこの馬の骨か判らない(奴)」とか言いますけど、この「馬の骨」って何ですか?」と聞かれた。

うウン・・・、日常使っている言葉だが、語源となると・・・???

『昔から、戦場で亡くなった人でも素性が分かるように墓石等で刻まれるが、亡くなった馬は放置されっぱなしになる。 従って、素性の分からないことを例えて、「どこの馬の骨か判らない」というんだろう』

とイイカゲンに答えたが、帰宅後ウイキペディアを見た。

『馬の骨とは、素性の解らない者をあざけって言う言葉。 語源は、中国で役に立たないものの代表として言われていた言葉、「一に鶏肋(けいろく)、二に馬骨(ばこつ)」である。

「鶏肋」とはニワトリの肋骨のことで、小さすぎて役に立たない。

「馬骨」は、役に立たない上に大きくて処分に困る。

このことから、誰にも必要とされず役に立たない者を意味する』と在った。

そうか⁉ 「素性が解らないこと」を言う-と思っていたが、「役に立たないこと」を言うのだった。  

 「三国志」魏書「武帝紀」の「九州春秋」の曹操の言葉として、

漢中郡をめぐる劉備との攻防戦に於いて、持久戦をとる劉備軍に曹操軍が苦戦を強いられたとき、曹操が食事中無意識に発した「鶏肋」を伝令が触れ回り、(誰もその意味を理解出来ない中で)側近の揚修は撤退の準備をさせた。 周囲からその理由を問われた揚修は、「鶏肋は、捨てるには惜しいが食べても腹の足しにもならない。 漢中郡は惜しいが、(曹操は)撤退する積りだろう-と説明したが、曹操は「勝手に撤退準備をした」揚修を即座に処刑した-と在る。

「馬骨」については明確な語源が見つからないが、役に立たないものの代表として、「一に鶏肋、二に馬骨」と中国では表現していた-らしい。

 「イイカゲンなことを言ってしまった」ことを明日、謝っとこう!

 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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