今日はふた月に一度の11:00㏂予約の診察日なので、事前に血液、尿検査を済ませるために8:30㏂に家を出た。
受診する病院は町内の大学(総合)病院で、駐車場も近くの商店が経営する有料駐車場なので、家から10分程で着き、(1日料金)500円を払って院内の再診受付機で受付票を取って採血(順番)伝票を取ると「74番」で、待たずに採血の順番が来た。
名前を告げて上着を脱ぎ、右腕を出しシャツの袖をたくし上げて「よろしくお願いします!」と出すと、採血担当の方が、
「アルコール(綿)で拭きますけど、かぶれることは在りませんか?」 「ええ、大丈夫です」
「親指を中に入れて、力を入れて握っていて下さい・・・(針を入れるとき)チクッとしますが・・・ それから(腕の付け根に巻いた)ゴムは痛くありませんか?」「ええ(痛くは在りません)」
採血管3本の採血は、あっという間に終えたが、「あれ! 今日(の採血)は全く痛みを感じなかった!」 ので、尋ねて見た。
「お聞きしますが、これまで何度も採血していただいたのですが、その折(針を刺すとき)は確かに僅かチクっとしたのですが、今日は針を入れたことさえ気付きませんでした。 このことは、採血針が(新しく)変わったのですか? それとも貴女の技術ですか?」
「いいえ、針は変わっていませんし、偶々痛点に針が当たらなかっただけですよ!」
「いやイヤ・・・貴女の技術ですよ。 有難う!」
過去(の採血)では採血場所に内出血が残ったり、針を刺すときは痛みが在ったのだが、今日は全く無かったのだ。 受診科も大抵時間より遅れるのだが、今日は予定通りに終えた。
ところで、皮膚の痛み感覚を検索すると、
「ヒトの皮膚の表面には、皮膚感覚を生じさせる細胞がモザイク状に分布している。 この細胞が感覚を生じさせる領域を感覚点と呼ぶ。 感覚点には熱さ、冷たさを感じる温点や冷点、圧力を感じる圧点(触点)、痛さを感じる痛点がある。 感覚点の分布密度は体の部位によって異なっているが、多くの部位で、痛点が最も多い。 手の甲の感覚点の分布密度(1㎝㎡当たり)は次の通り。
●痛点 100~200 ●圧点 20~25 ●冷点 6~23 ●温点 0~3
皮膚に針を刺したとき、刺された部分の(皮膚の)細胞は壊れますが、そのとき細胞からカリウムイオンやセロトニン、アセチルコリンなどの「発痛物質」が出ます。
この「発痛物質」が自律神経終末に達すると電気信号に変わり、脊髄から視床を経て大脳皮質の「体性感覚野」に届きます。 その体性感覚野は痛みの信号が何処から来たかを探し、「針を刺した部位が痛い」との感覚が生じる-のです。
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