今朝の朝日新聞1面記事に、 『三国志・曹操の墓から世界最古と考えられる白磁器が出土していることが判った』と言う記事が在った。
記事に拠れば、『・・・白磁器の誕生は6~7世紀の隋の時代と考えられているが、(曹操は3世紀、西暦155年~220年)の人物であり、その墓から出土した-と言うことは)それよりも300年以上遡る・・・」こととなる。
白磁器は唐の時代に盛んになり、北宋時代には全国に陶磁釜が築かれ、日本では豊臣秀吉の「朝鮮出兵(1592年~1598年)」に参加した佐賀藩主(鍋島直茂)が撤退時に朝鮮陶工を連れ帰り、その陶工が有田で良質の磁石を発見したことから始まったと言う。
13世紀の元の時代以降「皇帝の器」として位置付けられたそうで、ウエッジウッドで有名なイギリスでは、1759年にイギリスの陶工の父と言われたジョサイア・ウエッジウッドによって創設されたとのこと。
李朝白磁では無いが、20年以上前に倅がイギリス留学の折り買ってくれた「ウエッジウッドのカップ」は勤務先で使用していたが、1か月も経たないうちに「落として割ってしまいました・・・」と、女子社員に言われました。
美しい白磁器に触れた思い出-です。
話は変わるが、
今日の朝日デジタル記事に、
『アポロが持ち帰った月の石…まさか「地球の石」だった?』と在った。
記事に拠れば、「・・・これまでは月の地殻で作られ、隕石などの衝突で地表に出て来たもの-と考えられていたのだが、(持ち帰った石を)分析した石片は月では極めて珍しい石英を含み、地球で一般的な花崗岩に似ていた。 更に「ジルコン」と言う鉱物や「チタン」の割合を調べて見ると、地球最古の石と同時期の40億年前に造られた-と推定された。
その時の温度や圧力を求めると、月の地中凡そ170kmになり、月の地殻より遥かに深くなった。
一方地球では、深さ凡そ19kmが同じ環境だそうで、地球のマグマから広く見つかる-と言う。
故に、「40億年前に、地球で作られた岩石が小惑星の衝突などで弾き飛ばされ、月に辿り着いた」と考える方が自然だ-としている。
大阪万博(1970年)で大人気だったあの「月の石」は、地球の石だった・・・のかァ・・・
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