「ああ、又、花粉の季節がやって来た!」
日本人の凡そ25%が花粉症と言われているが、春先になると、気象予報に「花粉の飛散情報」が登場し、花粉が「ヒト社会の敵」となる。
あの独裁国家、ファシズム体制を構築したアドルフ・ヒトラーだが、世界恐慌に苦しんでいた状況下で私生児として生まれた(ヒトラーの)生い立ちと美術学校受験の失敗、造形美術大学の不合格等の「挫折の青春」を送る中で養った「自分を引き付ける術」は、共和国打倒を計り軍事政権の樹立を期待したドイツ国民の「国民的高揚」「国家社会主義(ナチス)革命」を巧みに誘導する-ことにマッチする術に繋がったのだ。
将に、「時代の寵児」に上り詰めたのだが、その手法は急性的であり「強制的同質化」となって「反ナチ」「反ヒトラー」を生んだが、「親衛隊」「国家秘密警察(ゲシュタポ)」で封じ込め、ヨーロッパを統一出来たかと思え、不可侵条約を破棄しての対ソヴィエト連邦戦線で軍の弱体化が露呈。
アメリカ軍を主体にした連合軍をも敵に回すこととなり、(ドイツ)国内のヒトラー排除のための暗殺計画や女子大生に「白バラ運動」で自殺の運命となった。
話を戻すが、「花粉」は種子植物の生殖作用に必要な細胞で、地球上の全植物の凡そ80%を占め、地球の歴史上必要不可欠な存在で在り人間の比では無いのだが、勢いに乗るヒトの社会は「花粉を敵に回す」コマーシャルが飛び交っている。
種子植物の祖先はシダ植物で、その種子は動物の餌となり動物と共に地球の歴史を造った来たのだ。 現在でもその実は人や小動物の身体を維持するための食物となっていて、小動物を介した蜜などを摂り入れて居るのだ。
「花粉」のお陰で、豊かな自然な生活が成り立っているのだ。
季節性アレルギー性鼻炎、所謂「花粉症」は通年性アレルギー性鼻炎と共に、その原因さえも確認されていない-と言われているのだ。
医薬品メーカーにすれば、開発費や経費を回収するために消費者のニーズ喚起をコマーシャルしたいのだろうが、「敵に回された花粉」否‟花粉は敵”と創作を受けたヒトの寂しさを覚える必要が在ると思うのだが・・・
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