AIで、仕事が無くなる⁉

 今朝、或るTV番組の中で出演していたコメンテイターが、「AIで、人の雇用が減少する」と言っていた。

ヒトは「未来を心配する生物」だからシカタナイ・・・と言うべきなのだろうが、オクスフォード大学で2013年に発表された「今後15年程度で、現在の労働人口の49%の仕事が無くなる」というフレーズがクローズアップされ、これまで数々の議論がされた-にも拘わらず・・・だ。

 AIであれ、IT化であれ、それは人間性を超えるものでは無く、人間社会を補うモノなのだ。

だから、人間社会の「これまでの仕組みをカバーする」のでは無く、「これまでの仕組みを変える」のだ。  仕事の仕方、在り方の変化だ。

急激な変化に、戸惑うかも知れないし対応出来ない人が出来るかも知れないが、地球が生きている限り地表で生きて行く人間社会は変化しなければならないのだ。

新たな仕事が生まれ、それに「置いてけ堀」を喰らう人(世代)が出るのは止むを得ない。

 「反ウーバー」で、バルセロナの街がストップしてしまったスペイン。

アメリカ生まれのライドシェアー・サービスのUber社とスペイン大手のタクシー会社が組んで始まった携帯電話による配車サービスは、ライセンスの取れ無いタクシー業者が路上ストライキをしたのだ。  それまで街中を流してれば客(特に観光客)が拾えたタクシーだったが、ウーバー社の配車サービスにより乗客数が激減したのだ。

 一方、国情の違いは在るが、韓国では客の「相乗り」を認めた国に反発し、タクシー会社や労働組合がタクシーストを展開しているし、中国ではインターネットによる配車システムの普及で仕事が減り、タクシー運転手によるストライキが起きていると言う。

 日本の医療現場では、AIやカメラ技術のアップにより、医師の経験や判断力に頼る診断から映像とAI診断により「より適切な診断が可能」となったのだが、それを診断する医師が不足しているのだ。

 「モノのAI化」はそれを利用・使用する市民・住民・国民の理解力が鍵になる。

市民・住民・国民のレベルアップがポイントなのだが、縄文土器で生活していた先人たちが渡来人による青銅器・鉄器を見事に受け入れた許容力旺盛な日本人を信じる。


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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