日本ハムファイターズに入団した吉田輝星が、昨日新人合同自主トレーニングでブルペン入りしたと言う。
ボールを受けた柴田捕手に依れば、
「しっかり指に掛かっていた。 縦回転で、軸がしっかりしている。 綺麗な真っ直ぐで、(球速は)130キロ後半ぐらいですかねぇ・・・ カーブは縦のいいカーブだった」とのこと。
MLBでデータを取っているネクストベース社のベースボールギークス(Baseball geeks)に依ると、
『速球の「ホップ成分」が大きいほど、空振りが取れる』のだそうだ。
「ホップ成分」とは、ボールがピッチャーの手を離れてキャッチャーが捕球するまでのボールの変化量なのだが、ボール自身は浮き上がることは無いので、バックスピンが掛かるように工夫した投球をすることで、速球のボールが落ちる予測と異なる軌道となり「空振り」する。
そのためこれまでは、速球の速度が速いことでボールの予測軌道からズレる、或いはタイミングがズレるとしてストレートの速度を求めた時代が在ったが、近年、ストレートは「ホップ成分」が大きい真上に伸びるボールが求められているのだそうだ。
金足農業2年生の時の吉田投手の「ホップ成分」データは、高校生平均が『縦変化=3.2㎝、横変化=1.8㎝』、プロ投手で『縦変化=4.4㎝、横変化=2.6㎝』に対して『縦変化=5.3㎝、横変化=1.0㎝』だったそうだ。
なので、(「ボール!」と判定されるだろう低めのボールが)予測に反して落ちず、「ストライク!」になるし高めのボールがストライクコースに入って来るだろうとスイングしても、その軌道からズレたボールとなり「空振り」する-のだ。
又、「ボールの変化量=ボールの回転数の多さ」と思うが、実際は違うらしい。
Baseball geeksによれば、「右投手のボールは、左上に到達」(いわゆる「横変化」)そうで、吉田投手は「より直角なボール」を投げていた-のだ。
吉田投手に大きな期待をしたい。
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