ハナイカダ

 もう何年前になるだろうか?  未だ初孫が1才の頃、ゴールデンウイークに孫母娘を連れて青森に行った。  弘前城公園の桜と公園前に在る体育館での(素人)津軽三味線大会を見て、夜は津軽三味線を実演する寿司屋での食事を楽しむ旅だったが、今になって見ると、1才の孫を抱えた母親の気苦労を考えなかったことを反省せざるを得ない。

しかし、城址を巡る桜、湖面の「花筏」と青森の寿司は今でも心に残る良い思い出だ。

 それはそれとして、もう一つの「ハナイカダ」が在る。

『これ、あの時頂いたお花の中に在った「ハナイカダ」なんですよ』

あれは半年ぐらい前のことだったろうか・・・退院祝いに「花籠」を上げたのだが、その籠の飾り付けに使われたいたらしいのだが・・・。 花は選んだが盛り付け飾りに使用した葉ものまでは教えられていなかったのだ。

 緑の葉の中央部にポツリと小さな花柄が付着しているのだ。

葉を筏に見立てれば、当に「筏を操る人」のように見える。 検索すると、別称が「嫁の涙」と在り、その言われだが、「殿様から、「葉に実のなる木」を見つけるよう命じられた花嫁は、山中を夜更けまで探し求めたが見つからず、思わず漏らした涙が葉に落ち、それをお殿様に差し出すと涙が実となった』という伝説。

 さて、サウジアラビアのラハフ・ムハンマド・クヌンさんが国連弁務官事務所に「助け」を求めた事件だが、「イスラムの国の、女性蔑視の風習に果敢に挑んだ18才女性」ニュースが世界を駆け巡った。

 家族で(サウジから)クエートに向かう途中、クヌンさんはバンコク行きの便に逃げ込み、バンコクで飛行機から降りたとたんサウジの外交官にパスポートを没収されたが、(バンコクの)入国管理局で国連難民高等弁務官事務所宛に「国に戻されると、親に殺される」とメールで訴え、保護されてカナダへ亡命した-ニュースだ。

イスラム教の国、特にサウジアラビアでは、自動車どころか自転車にも自分勝手には乗れないのだ。

「後見人制度」が在り、結婚は勿論海外旅行、銀行口座開設、パスポート取得などは父親か夫の「親族男性」の承認が必要なのだ。  男の隷属的存在なのだ。

 日本社会に残る「家制度」も同じだが・・・

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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