犬馬難鬼魅易

「けんばは むずかしく おにやばけものは やすし」 

若くしてイギリスに渡りケンブリッジ大学を卒業した白洲次郎は、吉田 茂首相に請われてGHQとの折衝に当たったが、「従順ならざる唯一の日本人」とGHQに言わしめ、「直情一徹の侍」と評した妻の白洲正子。

 その正子が趣味とした書画骨董を評して書いた言葉が、「犬馬は難しく、鬼魅易し」だが、

「私たちは、日常見慣れているものを描くのは(以外に)難しく、(想像上のもので在る)鬼や化け物は描きやすいものだ」

と言う意味だそうだ。

 真実は存在するのだが、その実態を描くことは(事実ゆえに)難しい(事実との相違が出てしまう可能性が在るためだ)が、想像するものは(想定さえしてしまえば)描くのに難くない-

らしいが凡人の僕は、今日も歩いた。

「何と無く、(身体の)調子が良いから・・・」と、若い頃とは違うのだろう-とは思いながら・・・

しかし、ある日或る時、身体に異常が出るかも知れないのに・・・

明日は金曜日で小学生の2学期の終了日。

燃えるゴミの収集日でもあり、散歩途中に結構ゴミが捨てられていたので、帰宅するとトングとゴミ袋を持って再び出掛けた。

「こんなことをしたって毎日誰かが捨てるのだから・・・無駄骨だよ」とは思いつつ、自己満足のために・・・

 そう言えば、家から1.5㎞位行った散歩途中、我が家の裏に住むミャンマー人の子(小学生)に出逢った。

「こんにちわ!」と言うと、「こんにちわ」と返ってきた。

事情は判らぬが、小学校に通学していて普段から挨拶を交わしているのだ。

きっと、日本と関わって行くだろうから・・・

50年後の吉備真備を創造して・・・


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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