中南米のホンジュラスからアメリカに向かった人たち(キャラバン)は途中でグアテマラやエルサルバドルの人達を巻き込みメキシコを縦断、出発してから4,000㎞を歩いて国境を超えてアメリカの壁に辿り着いたのだが、
「移民キャラバンの中には多くの犯罪者が紛れています。 アメリカは彼らの入国を阻止します。 入国して来るなら逮捕し、拘束します」と発言したトランプ大統領。
町山智浩氏に拠れば、
『キャラバンの90%はホンジュラス人。 ホンジュラスは殺人発生率が世界で最も高く、アルカイダやメキシコギャング団と繋がる中米ギャング団「MS-13(Mara Salvatrucha13)」が蔓延る治安の悪い国で、経済的にも精神的にも真面な子育て中の(ホンジュラス人)親子が、祖国を棄てアメリカの知人を頼りに、4,000㎞を歩いて来たのだ。 彼等の中南米は、元々アメリカ人がバナナを栽培し、バナナ栽培の中で生まれた警備団がギャングとなっているのだ。
アメリカ国境近くに住むメキシコ人は、街を通る国境の壁の穴を通ってアメリカで稼いでいる』
そうなのだ。 国境に「壁を作る」とマスコミ陣に発言するが、アメリカで稼ぐメキシコ人は労働許可を得ているし、彼等を必要としているのだ。
高城剛氏によれば、
『トランプのアメリカを生んだと言われるRust Belt(イリノイ州、インディアナ州、ミシガン州、オハイオ州、ペンシルベニア州の錆びついた工業地帯)に入ると、確かにラストベルトの失業者たちはトランプを支持している。 だが彼らは既存政治家に不信を抱き、共和党も民主党も支持しない無党派層であって、ヒラリーにもトランプにも投票せず棄権か第3党に投票していた』
のだ。
即ち、現在アメリカで起きているのは「トランプ旋風」等では無く、政治屋の政治から距離を置く新たなステージに移行し始めたのだ。
国家から距離を置き自衛を志向するアメリカ。 しかも分断するアメリカなのだ。
散歩の途中、いつも犬を散歩させる同年代が言った。
「安倍さんは仕様が無いよなあ。アメリカの言うことばかり聞いて・・・沖縄の(県民の)意向を聞く耳を持たないなんて・・・」 辺野古新基地🏗に向けて、沖縄県の行政指導が入らない琉球セメントの構内からベルトコンベアーで埋め立て用土砂を船積みし埋め立て作業を再開したのだ。
「安倍さんの立場に立つと、色んな要求、脅しに近いことも在るのだろう。 大変なんだよ、きっと・・・」
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