「萩 キキョウ 葛(くず) フジバカマ 女郎花(オミナエシ) オバナ(すすき) ナデシコ」
「秋の七草」なのだが、「春の七草」は暮れから正月に掛けての胃腸の疲れを休む意味等で「七草」を入れた粥を食す-意味が在るのに比べ、根拠が理解し難い。
万葉歌人・山上憶良が「秋の七草」を詠んでいるのだそうだが、田舎に住んでいる僕にとっては萩やススキは散歩の道端等でお馴染み-なのに比べて、キキョウ、ナデシコ、オミナエシは野原では見掛けない。 しかし、「くず」は人の手が入らない放置畑や河川敷、山林などで、ワガモノ顔でふんぞり返っていて迷惑千万なのだが、昔は(葛の)根っこを掘り取って水洗いし、外側の皮を削って板状にカットし天日干し、粉末状にして「くず湯」で飲んだのだ。
漢方薬の「葛根湯」だ。
ところで、僕は「葛餅」が好きなのだが、本物の葛で製造された「葛餅」を食べたことが無い。
そこで、いつものようにインターネットで購入しようとパソコンで検索していると、「クズの芽天ぷら」が目に入った。
クズの蔓をカットすると、やがてそこから新しい芽が出る。
その芽を摘んで天ぷらに揚げて食べるのだそうだ。
春の「山ウド」や「コシアブラ」のように、結構いけるらしい。
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