悲しみの女神

 トランプ大統領が連邦最高裁判事候補に指名したブレット・カバノー氏が、17才のときに自宅のパーテイに招いた同世代の女性をベッドに押し倒しレイプした-ことを、上院司法委員会の公聴会で公表した被害者のカリフォルニア州パロアルト大学のクリスティーン・ブラジー・フォード教授。

公聴会に前もって提出された供述書でも「人生で決定的な瞬間だった」としている。

 フォードさん以外にも複数の女性から性的暴力被害を訴えられたカバノー氏。

司法委員会はカバノー氏の判事就任を承認したが、一部の共和党委員でさえ、強烈なDV反対支援者に押され、カバノー氏のFBIによる追加調査を条件としたためトランプ大統領もその条件を了承したのだ。

 「FBIの調査結果待ち」なのだが、若年時だから止むを得ない-と性的暴力を許すべきでは無いだろう。  

「人が賢くなるのは経験に拠るのだは無く、経験に対処する能力に応じて-なのだ」とバーナード・ショーは言ったが、性的経験は「人を賢く」するどころか真逆的な動物的行為であり、その様な気質を持つ者が他人を裁く「判事」には相応しくないのだ。  判断能力に欠けるトランプ氏を説得できることを委員会に期待する。

 今日のTV番組「報道特集」を見た。

1997年、日航機がテロリスト集団の「日本赤軍」にハイジャックされ、バングラデシュの首都ダッカに緊急着陸し、当時の日本政府は人質となった乗客を解放するため「1人の生命は地球より重い」として犯人側の要求を呑み、身代金と収監(日本赤軍)メンバーの引き渡しを決め実行したが、当時国内外から多くの批判が出た。  しかし、ハイジャック事件の人質だった乗客のアメリカ人は、

『本国のアメリカ政府は、「テロリストに屈するべきでは無い」との方針だったが、日本政府の判断は素晴らしかった』と異口同音に喜び、超法規的措置で釈放された元東アジア反日武装戦線の浴田さんは自らの過去を振り返って、

『「否定と破壊からは何も生まれない」ことを学んだ』と言う。 人の役に立ちたい-と言う。

「遅いよ!」と言いたいが、遅くとも「気付かない人」よりも増しだ!



毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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