今朝、BS1で、ドキュメンタリー番組「睦子ばあちゃんと花畑の四季~福岡・能古島」の再放送を見た。
福岡市からフェリーで10分、博多湾沖合に浮かぶリゾートアイランド「のこのしま」は、春は菜の花と桜やツツジ、夏は向日葵、秋はコスモス・・・と四季折々に花々が咲き誇る「緑と花のリゾートアイランド」なのだが、久留米市で生活していた久保田勝氏が家族で博多湾の「能古島」に芋の生産農家とし戦後移住したことで、都会(福岡など)で働いている「人々がやがて疲れ、憩いを求める時代」が来る-と信じ、花々の咲き誇る公園を作ろう-と一念発起。
苦労の連続の末12年前に他界したが、奥様の睦子さんが遺志を継ぎ、協力者を得て今では「花の美しい島」としてファンが集い、海外からの来場者も在るリゾート地となり、NHKが「睦子さんとアイランドパークの1年」のドキュメントを作成したのだ。
「コケの一念、磐をも通す」と言う言葉が在る。
何事も一途に頑張れば、やがては成就・大成する-と言う意味だが、ここに言う「コケ」は「虚仮」であって「苔」では無い。
「虚仮(こけ)」とは未熟な人を指す言葉だが、「虚仮にする」などと使われ、人を「小馬鹿にする」「ナメる」ときに使用する言葉で、「他人から小バカにされるような人でも、一途に頑張れば成就出来る」(ことが在る)のだ。
孫の大坂なおみさんが全米オープンテニスで優勝し、一躍「時の人」となったのだが、祖父・大坂鉄夫さんは根室漁協の組合長をする人物であり、娘(環さん)がハイチ系アメリカ人のレオナルドさんと結婚することを認め無かったのではないだろうか(?)
環さんはレオナルドと結婚後大阪で生活したが、なおみさんが2才の頃レオナルドの故郷アメリカに移住したことでレオナルドは、子供たちが自立する手段として自分が経験も無い「テニス」を見に着けるよう自らが指導したのだ。
通常なら「素人は何処まで行っても素人」で終わるのだろうが、なおみさん姉妹は素質が備わっていたのだろう-「岩」を通したのだ。
人は過去を見たがる(振り返る)が、そこから得るものは少ない。 前に歩むこと-が重要なのだ。
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