ダイコン(大根)

 散歩している途中で、知り合いの農家が、

「いやァ、今年は未だ、ダイコンが蒔けないんだよ! 暑くてネ」と言う。

温暖化なのだろうが、農家にとってはその時の条件と先の気象を予測して、最善策を講じるのだ。

 ところで、何をしても「当たらない役者」を大根役者と言うが、「生で食べても、煮ても焼いても」消化良く、食‟当たりしない”-、即ち「当たらない」ことをもじったのだが、当のダイコンは今から4000年前の古代エジプト時代から、疲労回復の栄養剤として人に食されて来たのだ。

 さて、今月末の30日に行われる沖縄の知事選挙だが、翁長前知事の進めていた「辺野古新基地建設反対」を受け継ぐ団体と普天間基地早期移設問題を解決した筈の仲井真前々知事の流れを進める政権側の争いを再現することとなった。

主権在民の下で行う選挙だから、住民の自由な判断で決定することは大事だが、その「判断材料」は様々だろう。 

「個人や所属団体の利益やしがらみ」に因るかも知れないし、「そのときの流れ」かも知れないが、「好き勝手な」判断に任せているのだ。

しかし、「任された(選ばれた)」当選者は、「勝った者勝ち」になる。

即ち、事前に公表した幾つかの主張を実現すること-を優先するのだが、沖縄の場合、住民の意向だろう仲井真氏が判断した「辺野古移設承認」と「反対」を主張する住民、即ち「住民同士の争い」を表現する戦いの場となるのだ。

選挙の「結果」は尊重すべきだが、「喧嘩」を求める形にすべきでは無い。

住民に議論させるには、一先ず「一歩進めること」が大事だ。

そこに、新たなものが見えてくるし、そこに「選挙」の意味が在る。 

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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