大阪桐蔭は春夏連覇が課せられたチーム。 監督は勿論、その周囲の者全員が「優勝」を勝ち取るために、努力して来たTEAMに対し、戦いの場、甲子園で倍増された力は、一瞬の「劣勢」を撥ね退ける勢いに繋げることに不慣れだったのだろう。
勝負-時の流れは一瞬の「神のいたずら」に化す。
桐蔭の選手たちにとって、「優勝」は勲章になる。
金足農の皆さんが得た「準優勝」は向後の糧となるだろう。
どちらも、「100回大会」に相応しい試合にしてくれた。
選手諸君にとっては、これまでの野球経験をこれからの人生に輝かしいものにして欲しい。
優勝した桐蔭高等学校おめでとう!
準優勝の金足農業高校おめでとう!
特に、金足農野球部のドラマには期待に応えてくれて有難う!
5回に猛攻撃を食らった形の吉田輝星投手が「オレ、もう投げられない!」と言って降板した-とのニュースを見た。 このことは、失礼ながら想定していた。
予選からここまで力投して来た力がなぜ5回で、失せてしまったのか?
野球がチーム力であることは、チームの誰もが解っている筈なのに、エースが襲われる瞬間が来ることは過去の事例でも見られること。
「優勝が必須」の桐蔭は吉田君対策をしたであろうし、吉田君の一投一投は桐蔭の打者一人ひとりに繋がれたのだろう。 だから連投と押し寄せる桐蔭打線に、気力が萎えたのだろう。
勝敗だけを捉えて見れば、監督の判断ミスだが、この試練は吉田君の将来に必ずや役に立つのであろう。
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