山口県の周防大島町で12日から行方不明だった2才の男の子・藤本理稀(よしき)ちゃんが、今朝発見された。 良かった! 良かった!
ぐずったから-、家から僅かに100m位だから(戻れるだろう?と思って)-と、2才の子を一人にさせてしまった(連れ出した)祖父の後悔の念は如何ばかりだったろう。
それを十二分に理解出来る大分県の同年代の尾畠春夫さん(78才)が、ボランティアで捜索に昨日から参加し、今朝方1人で再開して間も無く、理稀ちゃんを見付け出したのだ。
その尾畠氏は報道陣のインタビューに応じたのだが、内心は複雑だったろう。
• 東日本大震災、熊本の地震、西日本豪雨等尾畠氏はボランティア活動を経験してこと
• 子供の遭難事故の捜索も経験が有ること
• 地元由布岳の登山道の整備、鹿児島・佐多岬から北海道・宗谷岬迄を徒歩で歩いたこと
生真面目で、西日本豪雨のボランティア活動を休んで車中泊して昨日周防大島に入った尾畠氏は、理稀ちゃんの両親や祖父から事情を聴き、尾畠氏の土地勘も手伝って、「子供の行きそうな場所」を手繰り当てたのだ。 何よりも時間を掛けられない緊急事態の中で・・・尾畠氏の人間性と子ども・理稀ちゃんの生命力の勝利だ。
ボランティア活動は、「参加することに意義がある」のでは無い。
事情を理解し、自分がどこまで応援できるか見極めた上で、可能な限りの準備を整えて対象者の了解を得て活動出来るのだ。
関東の平野に住む僕が、勢いだけで参加しても迷惑だけだろうが、同類の輩が居たこと、何よりも子が見付かったこと-に感涙する。 良かった! 良かった!
僕などは精々、近所の放置畑の草刈りでお茶を濁している。
とは言っても、放置畑は2,3mのブタクサや数メートル延びた葛の蔓、桑の木、萱などで、我が家の道具では思うように進めないが、見通しが悪くなっているし、昨年は所有者が町のシルバー人材センターに依頼していたのだが・・・
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