今頃の夏の散歩道を歩いていると、ときどき甘い匂いに足を止めることが在る。
「あれ!この匂いは、山百合の匂い⁉」
と一瞬思うのだが、辺りにはユリは見当たらず、赤っぽい花が咲く2,3mの雑木が在るだけ-なのだ。
暫く前は白い小さな花で、匂いも無く、気に留めるような木では無いのだが、8月に入った頃からヤマユリのような甘い匂いを漂わせる雑木なのだ。
友人に聞いても、「ユリの匂いがする木? 何だろう?」
止む無く、パソコンを開いた。
「夏の甘い香りのする雑木」で検索すると、1ページ目に「夏の甘い香りのする雑木の画像」が在り、2ページには「クサギ/公園で見られる花と生きもの/国営武蔵丘陵森林公園」が在って、その写真から彼の雑木名は「クサギ」と、判明した。
「クサギ(臭木)は日当たりの良い原野などによく見られるシソ科の落葉小高木。 葉に悪臭が在ることから、この名がある。 日本全国のほか朝鮮、中国に分布する。・・・」
「葉に悪臭が在る」ので臭木(クサギ)なのだが、散歩していて今(8月)頃のヤマユリの匂いしか気付かなかったのに・・・
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