最近、テレビ画面での「謝罪会見」が以前より多くはないだろうか?
今日1日だけでも、スポーツ界では日本ボクシング連盟会長山根氏であり、マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古俊彦氏の女性アナウンサーへのセクハラ発言での会見が在り、経済界ではスバル・日産で見つかった「排ガス・燃費不適切検査」がマツダ・スズキにも拡がり、二輪車のヤマハでも発見され、責任者の謝罪会見が画面上に映し出されたし、午後になると、クロネコヤマトの過大請求。
日本人としての常識や良識に照らした形で謝罪することで、世論に同意を得るのだ。
それも、出来るだけ早期に・・・。
ところが、そのような感覚が通用しない世界が在る。 政治の世界だが、群馬県みなかみ町の出来事だ。
今年の4月町長が、町内での飲み会で同席の女性に抱きつきキスをしたことで、被害者の女性がセクハラ事件として提訴し、そのことで議会が町長の不信任決議を可決したのだが、当の町長は逆切れし、「議会の解散、セクハラ被害者への逆提訴」をしたのだ。
当のセクハラ問題だが、町長は自身のブログの中で「(その女性が)好意的に求めて来たもので、双方の合意に因るもの」と主張していたし町長が既婚者であることから、「町長に因るセクハラ事件」は町の失墜であることから議会の決議に従い、退任すべきにも拘らず(議会の)解散権を徒に適用したのだ。
だが、解散され議席を失った議員たちは、特段の事情が無い限り再選に立候補し再任されるだろうし、再任されれば当然に不信任決議案が出され不信任される。
増してや、セクハラ被害者は(町長の)逆提訴に寄る精神的なショックは大きく、慰謝料の額は倍増されるだろう。
地方政治には、常識、良識が及ばない可笑しな結果が時々見られるのだ。 恥ずかしいです。
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