ダンゴムシ

 NHKラジオ番組で「子ども科学電話相談」と言う夏冬休み期間恒例の番組が在る。

今夏も今週23日(月曜日)から始まったが、楽しく聞ける番組だ。

 『ダンゴムシは「石を食べる」と在った(図鑑で見た)ので石を置いたのですが、ホントに食べますか?』 

小学生からの質問に担当の先生は、

「結論から言うと、ダンゴムシはカルシウムで出来ているので、コンクリートは食べますが、石は食べません」

『しかし、「コンクリートを食べる」と言っても、何時もコンクリートを食べている訳では在りません。 コンクリートからカルシウムを吸収するために食べるのであって、どちらかと言うと、落ち葉や植物の葉や根を食べています。  ところで、ダンゴムシの糞を見たことが在りますか?』

と先生の(逆)質問に、当の小学生は、「見たことが在る!」

「そう! ダンゴムシは落ち葉などを食べて、分解して糞にします。 その糞が土壌を豊かにしますし、人間を襲うこともしません。  毒を持っていることも在りませんし、刺すなどの攻撃能力も持ち合わせていません。」

 ガーデニングや園芸を楽しんでいる方々にとってダンゴムシは害虫と思われているが、ジメジメした場所に大量に居ることで人に「不快感」を与えているだけで全く害は与えないのだ。

その意味で言うと、もう一方はゴキブリだ。

 凡そ3億年前の古生代石灰紀に出現したゴキブリは殆どが森林に住んでいるのだが、人の住環境に慣れた種類が現れて不快害虫として標的にされている。

だが、ゴキブリはチッソ排泄物を体外に捨てずに体内に共生する微生物に拠り尿酸として体内に蓄積し、共生微生物に拠りアミノ酸に戻す。  それ故、タンパク質などのアミノ酸態窒素に乏しい環境でも生活できるし、残飯は勿論動植物の死骸や人の垢、毛髪なども食べるが、特に人に害は与えないのだが・・・、存在を否定されているゴキブリ。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

0コメント

  • 1000 / 1000