「ハイ、上顎は良いんですが下顎の土手(顎堤)が瘦せて来ていますね」
予約時間の午後4時前に受付を終えたが、診察室に入ると担当医は副院長で、椅子に座るとうがいをし、義歯を外すなり一目で現状を評価した。
「そうなんですよ。 食事をしていても食べ物(の一部)が義歯の内側に入ってしまうし、支柱の前歯、特に右側の歯のぐらつきが大きいので、今日は先生の意見を聞きたくて・・・」
「では、早速レントゲンで確認しましょう」
レントゲン室に行くと部位を助手が撮影し、椅子に戻ると、目の前のモニター画面に歯槽骨と前歯(自歯)が映し出されていて、
「右側の前歯の歯根は殆ど無く大分グラついていますし、左側はもう少し持つでしょうが、このような状態は長く続きません。 前歯4本を固定する方法も在りますが、抜ける場合はまとめて抜けますので、総入れ歯にした時、嚙み難さが出てしまうことが在ります。 入れ歯は歯茎の土手を利用して安定させますので、このまま行きますと歯茎が瘦せてしまい、入れ歯が口に合いづらくなります」
なので、次の受診時に抜歯して「総入れ歯」にすることとした。
話しは変わるが、
「大涌谷の黒卵」は、生卵を大涌谷の温泉池で茹でると、気功の多い殻に温泉池の成分(鉄分)が付着し、硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、「黒い殻の茹で卵」が出来る-
と在ったが、大涌谷には複数の温泉池が在り、「茹でると黒くなるのは卵池だけ」との表記に疑問を想った広尾学園高校1年の木村凛太朗君。
神奈川県温泉地学研究所に疑問を呈すると、応じた主任研究員の万年一剛氏は、
「硫化鉄は空気中で安定しているにも拘らず、黒卵が1日置くと茶褐色に代わってしまう」ので、「黒卵」が硫化水素に因る「硫化鉄」説に疑問を持っていたこともあり、
「殻と黒い成分を分離出来たら、何か解かるかも・・・」と木村君にアドバイス。
木村君はクエン酸液とアルコール、石鹼水を用意し、黒卵を浸して表面を観察した。
すると、クエン酸液では約20分で気泡に包まれ、殻から黒い部分だけを分離することが出来た。
分析に掛けるには黒い試料1g作るのに黒卵25個が必要で、毎回役30個を購入したと言う。
万年氏と火山学者の高野淑識氏が加わり、黒卵の黒さが、「メイラード反応によって出来る有機物のメラノイジン」だったことが判り、論文を専門誌に発表した-と言うニュースが在った。 定説にさえ疑問を思った中学生に👏👏👏
更に、
IAEAトップグロッシ氏は、「処理水放出完了まで、福島に留まる」と表明。
地元の漁業関係者らに「地元の皆さんの懸念や疑問を、いっぺんに解決する魔法の杖は無い」と言い、最後まで点検し続けることを約束した。
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