タイの洞窟事故 責任追及

 サッカーチームの少年たちを、洞窟探検に誘った25才のコーチ(エーカボン・チャンタオンさん)に対し、「なぜ、子供たちを誘ったのか?」「何故、雨季に?」と疑問を呈したくなるのは当然だろう。

 幼くして両親を亡くし、孤児として10年ほど寺で暮らしたエーカボンさん(コーチ)は、成人後、夜店で商売しながらサッカーコーチの職を得、少年たちとはサッカー以外にも交流し、当の洞窟探検も2年以上前から楽しんでいた-と言う。

彼を良く知る人は、「これからも、良きサッカーの指導者で居て欲しい」

「今回の1件で、彼(エーカボンさん)を全否定しないで・・・」と訴えているのだそうだ。

 また、子供たちが通う中学校の教頭は、「誰に責任が在るのかを問うのでは無く、向後同種の事故が起きないようになるか(?)を検証すべき」と発言している中で、

「今回を教訓に、子供を預かる引率者の心構えを議論すべきだ」と言う意見も在る。

 一方、西日本を襲った先日の「7月豪雨」の実際に在った話。

倉敷市真備町の会社員・野村浩史さんは自宅で避難勧告を聞き、「車がやられたらたまらん」と一人で車で高台の公園に避難していると、母親からメールが入った。

「家の中まで水が来た!」 「肩まで水が来た!」 「もう駄目じゃ!」  

野村さんは咄嗟に車に積んでいた釣り用のゴムボートに気付き、急ぎ空気を入れ車で自宅近くに行くと、目の前には一変した光景が広がっていた。

ゴムボートで自宅近くまで行くと、母親は市のボートで助けられていたが、大勢の人が助けを求めていた。

ベランダで胸まで水に浸かった老人、屋根の上でタオルを振る人、子供も居た。

定員3名のボートに気付く順に載せて片道10分以上掛かる土手迄次々と運び、声を掛けた。「屋根まで上って待っといて!」  がれきに衝突り、何度も屋根瓦に当たりながら、オールを漕ぐ手を休めなかった。  救助活動を4時間位した昼頃、オールを漕いだ手がしびれた。

前の日から何も食べていないのだ。 しかも、飲み物も飲まずの救助だったため、脱水症状と疲労で呂律も回らなくなり、倒れた。  病院で気付いたが、「未だ人が残っている・・・」と思ったが、友人がボートを受け継ぎ、救助を続けたことを知り、体力が回復し退院した-野村さん。

 身の危険も考えず、人命救助に走った行為は称賛しか無いのだが、釣り用のライフジャケットか救命胴衣も在ったら良かったのになァ・・・

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

0コメント

  • 1000 / 1000