昨日15:30前に渋川市を中心とした地震が在ったので、今朝のTV番組で放映するのでは-と思い
いつもの番組を見ていると、8:00㏂少し前に「緊急地震速報」のテロップが画面に流れた。
地震の規模はマグニチュード6.1。 震源は大阪府北部。
当初、TV画面では、「電車は止まっているが、車は走行していて(火災に因る)煙も見えない」状況だったが、震源地付近の様子が映って来ると、現実が現れて来た。
「大阪府で3人が死亡。 負傷者は200人以上で、ライフラインや交通機関に大きな被害」
物的被害も、火災に因る被害は大阪で6件、兵庫で2件。 家屋の一部損が大阪、奈良で3軒づつ。
だったが、残念なことは、「通学途中で、小学校のプールサイドに設置されていたブロック塀の倒壊の下敷きに遇い、4年生の三宅瑠奈ちゃんが死亡」したこと。
管理者の市長は、「深くお詫びする。 誠に申訳が無い。 原因を追究し、亡くなった女児の保護者にしっかりと対応したい」と深く頭を下げたが、1978年(昭和53年)の宮城県沖地震で死亡した28名中、倒壊したブロック塀等による死者が18名だったことにより、ブロック塀の建築基準が1981年に改定された。
主な改定内容は、① 高さは2.2m以下とすること ➁壁内には、経9mm以上に鉄筋を縦横に80㎝以下の間隔で配置することの他5項目。
当の小学校は1974年(昭和49年)の開校であり、当初は1.9mの基礎コンクリートに金網フェンス構造だったのだが、校外から見えないように-と、8段1.6mのブロックを積み上げた-とのこと。
ブロックを積み上げた日が何時なのかは不明だが、通学路に面したプール。
当初の「基礎コンクリートに金網フェンス」は安全・安心を前提にしたのだろうが、「外部からの目を遮断することだけを意識してのブロック塀」だとしたら、設置した時点で「生徒の安全安心を度外視した建築」ではないだろうか?
「ブロックを積み上げた日」が新耐震基準以前だとしても、「後発的瑕疵」だとして損害賠償を免れるのだろうか?
大阪では、過去に類を見ない地震だから-としても、「無責」では腑に落ちない。
予期出来ない-のでは無いのだ。 市民・住民の安全安心(対策)は行政に求められる最少の使命だ。
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