今日、車中でNHKラジオを聴いていると、「初ガツオ」の番組の中で「カツオには鱗が無い」との発言が在った。
そう言えば、店頭の「カツオの刺身」には鱗が無いし(カツオの)たたきにも鱗は付いて居無い。
だから、一瞬「カツオにはウロコが無い(のでは?)」と思ってしまうのだが、魚類でウロコが無いのはヤツメウナギ類とヨリトフグだけだそうで、板前さんに依れば、
「カツオの捌(さば)きは、先ず堅牢なウロコを削り取ることから始まります。 ウロコと言っても他の魚の鱗とは異なるので、やり方が独特。 首の付け根から胸ヒレの周囲いわゆる「カマの部分」で、まるで鎧(よろい)のように固く、もう一か所は背びれの付け根で、その硬さは出刃包丁でも大変」なために、包丁を寝かせて鱗を避けるようにカマの部分を切り落とす-のだそうだ。
消費者には見えない、生産者、製造者の努力が在るーことを知ろう!
今日の昼飯はいつもの蕎麦屋「山富貴」だったが、店に行くと受付係が客の対応中なので会釈して席に座っていると、パートの店員が茶とおしぼり、箸を持って来て「更科蕎麦でいかがでしょうか?」
同意して待っていると、直ぐに別の定員が来た。
「今日、別の蕎麦が入ったので、その蕎麦の挽きぐるみで良いですか?」
「はい!」
間も無く、蕎麦が香りと一緒に来た。
一口、二口、三口と香りを口に入れた。
「夏新だ!」
家の近所でも夏蕎麦が実っていて、最近では粉屋(製粉業者)さんの競争が厳しくなっているのだろう。 年に2回、夏蕎麦と秋そばづくりで生産農家も大変だ。
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