巷のニュースから

 今月6日行われた日大アメフト部の関学大との定期交流戦での反則タックル問題だが、

「一連の問題の責任は、全て私に在る。 監督としての私の責任。  真摯に受け止めて、監督を辞任する」と、今日(19日)になって監督の辞表を表明した内田監督。

 日々起こるニュースに、イチイチ反応することも無いが、遡ること50数年前に法学部法律学科に入学し三崎町の本部棟をくぐった者としては、「ガッカリ」とか「残念」などで終わることでは無い。

 右も左も解らなかった入学時だったが、当時に日大アメフト部は花形で、篠竹監督はヒーローであり学生日本一常勝チームで桜門会のシンボル的存在だった。

スポーツでは野球、陸上、水泳、相撲等々各分野で頑張っていたし、文系でも芸術・芸能関係や司法試験合格者数でも有数校だった。

 例えば「箱根駅伝」では、常連校からシードどころか本戦出場への予選会での敗退が続く最近でも、残念さは在るが「止むを得ない」と受け止められる。

だが今回の「反則タックル」は、スポーツ界に於けるルール違反の範疇では無く、人道的な社会規範の反するものなのだ。

即ち、人の社会に於いて規範だの法律だのは人の長年の知恵の結晶であり社会道徳(ルール)なのだが、今回の問題は「一監督の責任」(内田監督の指導問題)では無いのだ。

篠竹監督時代に選手(センター)或いはコーチとして黄金時代を支え、篠竹監督の後任となり、大学内でも出世街道を走り2014年に理事、2017年には相撲部出身の田中理事長の下で人事担当の常務理事となっているのだ。

 最近、「スポーツで復活」を掲げる日大だが、学び舎としての大学の在り方を追求するのでは無く、個人の出世欲に走った結果では無いだろうか。

学生総数6万8千人余、17学部22大学院に6短大の大所帯故の「組織の疲弊」が最大の原因では無いだろうか?

僕が現役時代、応援団部が問題を起こし廃部となった。

大学として責任を示すべきで、アメフト部の廃部は当然で、「スポーツ日大」の看板を下ろすまでは無くても、理事長、学長の責任は明確にすべきだろう。


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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