代わり映えの無いいつもの散歩コースだが、この処の暖かさで「昨日との違い」を見つけようと家を出ると、河川敷には紫色の「ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)」の群集と田圃の畔のホトケノザとイヌノフグリの間にタンポポやスミレが咲いては居るが、薹が立った土筆の如く代わり映えが無くガッカリしていると、突然ヒバリの甲高い声が空中に聞こえた。
今年初めての雲雀の高鳴きだ。
何処? どこ? 頭上だ! 30メートル以上でホバリングしているのだ。
立ち止まって見上げていると、やがて上昇し50mにもなっただろうか、メスへの高鳴きアピールなのだろう・・・
中村草田男の句に、
我が背丈 以上は空や 初雲雀
が在る。 広々とした草原で、ヒバリの声がして空を見上げると遮るものは何も無く、自分の背丈より上には空しか無い-雄大な自然を詠んだ詠だが、今日の風景だ。
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