復興とは

 12年前、海の近くに在った銀行の行員だった高松裕子さん。 銀行の屋上に避難し、迫り来る津波も想像せず持っていた携帯電話で「帰りたい」と夫宛にメールを入れたが最期。

 航空自衛官だった夫の高松康雄さん。 宮城海上保安部に捜索を依頼したが、「自分でも潜れないか」とダイバーに指導を受け、これまでに潜った回数も500回以上とのこと。

 3階の病室には40人の入院患者が居た、リアス式海岸の小さな入り江に在った石巻市立雄勝病院。  医師や看護師、職員たち30名は、地震発生直後の「津波予想が6m」に、「3階は大丈夫」と思ったのも束の間、16メートルを超える高波の中職員数名が助かったが、入院患者全員と医師、看護師他24名が亡くなった。

 マグニュチュード9.0の東日本大震災の復興に、国はこれまでに「32兆円を投入」したにも拘わらず、被災者の心を補うどころか生きていることさえ役立っていないのだ。

阪神淡路大震災などでも見られなかった国の100%支援に由る特別事業。

国民個々人も令和19年まで給与等から「2.1%を上乗せして復興特別所得税」を支払わねばならないのだ。

 復興って、ハードをつくって心を癒さず(仏作って魂入れず)なのかナァ・・・



毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

0コメント

  • 1000 / 1000