昭和期の俳人・三橋 鷹女(みつはし たかじょ)の句に、
「猫柳 女の一生 火の如し」
が在る。 ネコヤナギの花言葉は「自由」或いは「気まま」、「思いのまま」と言われているが、「自由」は厳しさと表裏一体。
我が家に嫁いで来たピンクネコヤナギは、寒さの二冬を耐えて今年も尾状のピンク花穂を付けた。 2年前に枝を頂き、挿し木で増やして漸く一人前になったピンクネコヤナギ。
このピンクネコヤナギだが、ネコヤナギと樹高が15mにも育つ材木用の柳・バッコヤナギを交雑させた雑種だそうで、花穂が紅色を帯びて美しいことから「フリソデヤナギ」と呼ばれているらしい。
ここで、チョット視点を変えるが、
今日もいつものコースで「春」を見つけて散歩しているのだが、未だまだ土筆やオオアマナには逢えず淋しく思う中で、ホトケノザは満開顔で迎えて呉れている。
そのホトケノザ(別名サンカイグサ)から分離させた酵母を使った日本酒、「越生梅林エスティ」が、先月23日から越生町の佐藤酒造店で販売された。
酒酵母は糖を好むので、東洋大学理工学部の峯岸宏明准教授は、自然界で糖が存在する「花」に着目し、200種以上の花や木の実の野生酵母を使ってアルコール耐性能などを実験した結果、ホトケノザの花酵母が最適だと判断し、製造したとのこと。
時々食べに行く蕎麦屋「山富貴」の若女将が居た数年前、「地域おこし」で佐藤酒造店の「盛り上げ会」を大々的に開催したが、若女将が居なくなったので残念に思うが・・・
ちなみに、春の七草の「ホトケノザ」とは「コオニタビラコ」のこと。
野草の「ホトケノザ」は食べられないので間違わない様に・・・
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