雉(きじ)

 謝罪会見-ほとんど毎日と言って良いほど、誰かが社会に向けてマスコミ上で謝罪をしている。

昨日はTOKIOと言うアイドルグループが、仲間の不祥事に因り謝罪会見をする-とし記者会見をした。  今年の2月、メンバーの一人が女子高校生(2名)を自宅に呼びキスを無理強いした-とのことで、被害女子高校生が最寄り署に被害届け出を提出。  担当部署は強制わいせつ容疑で調査、検察庁に書類送検となった事件だったが、発覚後、所属事務所側弁護士は即時対応し、このことを当事者以外に拡大しないよう指示すると同時に当事者間での示談、被害届け出取り下げ(回避)に動いた。  加害行為者側の常套手段だ。

その結果、当の加害行為者は「不起訴処分」となり、タイミング的に会見の目的がボヤけた形となった。

 マスコミ的には、ことを起こしたメンバー同様にグループとして社会的責任が在るかの如く謝罪する姿を公表したかったかも知れないが、「ことは個人の責任(問題)」であり、グループとしてはその行為に関する意見では無く、このことをきっかけにグループの在り方、個々人の意見の相違を表現する会見-となった。

 当初事務所もマスコミも、個人では無くグループとして「謝罪会見」を仕組んだのだろうが、不起訴処分が出た日と重なってしまい、グループの音楽活動なのか個々人のタレント活動なのか社会人としての良識力なのか、正論などは存在しない-締まりのない会見となった。

 雨の今朝も、我が家の前の畑ではキジが鳴いていた。

昭和22年、鳥類としての日本固有の種であるキジとヤマドリの中から、渡り鳥では無く、北海道、対馬以外の日本全土に生息するキジ(雉)が国鳥として選定されたのだが、雌雄は見た目でもはっきりしていて、オスは華やかに着飾り自分の生活(支配)圏を持ち、テリトリー内にいる雌と交配する。  しかも、子育ては雌の仕事で、平安時代の貴族-なのだ。

 ナッツ姫も水かけ姫も、テレビ画面でうなだれ、「申し訳ありません」との小声と頭を下げる姿勢を見せることで社会の鬱積の餌食とされる韓国。

 僅か75年の人生でも、学生運動が在ったし、東京へ東京へと「金の卵」として集団就職した時代-時の流れに過ごして来たが、その時代は集団(協調性)が基本だった。

時代は流れ、個を重視する時代なのか?


毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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