もう、花粉は飛んでいる

 今日は立春「春の気配が始まる日」の前日、「節分」だ。

節分と言えば子供の頃の思い出だが、夕食後、父親が桝に入った大豆を掴み、雨戸を開けて大声で「鬼は外!~」と言いながら大豆を投げ、振り向いて「福は内~」と居間に投げた記憶を思い出す。

風習は文化なので、現代でも在って欲しいと思うのだが、実際家庭を持って以来希薄になってしまった。

 この風習だが、群馬県藤岡市の西部に「鬼石」と言う「三波石」の産地が在るが、御荷鉾(みかぼ)山の麓「鬼石神社」周辺では「鬼恋節分祭」が行われ、かっては「各地で追われた鬼が列をなして鬼石神社に詣でた」そうで、鬼石神社のご神体は鬼が神流川に投げ入れた「巨石」だそうだ。

 さてこの「豆まき」、関東では成田山新勝寺で行なう「豆まき会」が有名だが、「大豆」では無く東北地方や北海道では「落花生」を撒くと言う。

 仙台市の宮城県護国神社では、節分祭追儺(ついな)式では大豆の一種「あおばた豆」を撒くが、参列者には「落花生」を子袋に入れて撒くそうだ。

また、「生の『魔芽(まめ)』を撒くと災いが広がると考えられ、芽が出ない『炒り豆』が使用される」のだそうだ。

 そう言えば近年関東地方でも「節分の日は恵方巻を食べる」様になった。

マア、商業主義の世界のコトだ。

 ところで、そろそろ「花粉の季節」に入るのだが、花粉症の人には嫌な厄介な季節なのだろう。

今日の昼飯後のコーヒータイムに、「花粉は飛んでいるんですよ。 目が痒くなるし、耳もかゆいし鼻水も出て・・・もう、内服薬を飲んだんですよ」とのこと。

僕も道路沿いを走っていた頃にはタンが出て、走りながら鼻水を吹き飛ばしたことが在り、排気ガスの影響だろうと車の通行量が少ないコースに変えて以来、鼻水が出無くなった経験が在るが、空中の花粉や微細な異物を吸い込んだ際、体内の免疫システム(IgE抗体)が働くのだ。

この「IgE抗体」は花粉などで刺激を受けて蓄積すると、やがてアレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、クシャミ鼻づまり症状となるのだ。 



毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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