布更着・如月・令月

 マスコミニュースで、「今年も諏訪湖の御神渡りは、見ることが出来ないのではないか・・・」との声。  

 諏訪湖は凍ることが当たり前。  1551年(天文20年)から1900年(元禄13年)の150年間で凍らなかった年(明けの海)はたったの2回。

ところが、1951年(昭和26年)から2000年(平成12年)の50年間では、「明けの海」が22回。 平成13年から令和2年までの20年間で「明けの海」は13回となり、21世紀に入ってからは御神渡り現象が珍しくなったと言う。

 今日から和風月名では「きさらぎ」だ。

漢字では「如月」と書くが、寒さで衣類を重ね着をするため「布更着」とも書くと言う。

だが、万葉集巻五、梅花の歌32首の序文「初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭珮後の香りを薫らす」に在るように、初春から仲春に係る穏やかな季節の「令月」であり、暖かい日差しを浴びて草木が芽吹く様に、「令月」は心機一転、新しいことに挑戦してみる季節なのだ。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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