おしるこ or ぜんざい

 今日は「鏡開き」の日。  「切り餅」は実家や近所の和菓子屋から頂くが、仏壇も床の間も無い老夫婦の我が家では「鏡餅」を飾ってはいないが、餅が好物なので和菓子屋から餡を買い、「おしるこ」を食べた。

 そう言えば、昼飯を食べて買い物に行く車の中で、投稿者から送られたアズキ入り汁の写真を見て、アナウンサーのコメント、

「アズキが入っているので、これは『ぜんざい』ですね。 『汁粉』は漉し餡などを使った粉状の汁ですから・・・」

 「ぜんざい」と言う言葉を聞いたのは、精々テレビで「夫婦善哉」と言う番組で知ったと言っても過言では無いし、食べたことも無い。

 ウイキペディアに拠れば、

「汁粉は、小豆などを砂糖で甘く煮た汁の中に、餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた食べ物。 『おしるこ』とも呼ばれる。  関東では漉し餡(こしあん)を用いたものも粒あんを用いたものも区別せずに『しるこ』と呼ぶが、関西では漉し餡を用いたものを汁粉と呼び、粒あんを用いたものをぜんざいと呼び分ける」

と在る。

 文化は地域性が在り、特に食文化は気候風土で異なることが当然だが、汁粉に入れる餅でも関東は「角餅」、関西は「丸餅」だと言う。

つくり方の違いなのだろうが、関東では突き上げた餅を厚さ1.5㎝程度に伸して長方形に裁断するので、「角餅」になるのだが、「丸餅」にするには突いだ後棒状に伸ばし、手で契るのだろう。

 関東はうどん文化だったので、どの家庭でも麵を手づくりする上で、「延(の)し板」と麵棒を使っていた。  なので、臼で突き上げた餅も「延し板」に乗せ、「麵棒」で延して切ったのだ。

小豆も自家用に栽培保存していたので、そのまま砂糖と煮込んだのだが、漉し餡にするには小豆を何度も茹でこぼさねばならず、手間ヒマが掛かるので滅多にやらないが、祝いごとのときは作った。

毛呂古酒's Ownd : 閑話休題

世間的には後期高齢者と言われるが、今暫く閻魔様にはお茶でも飲んでいただけるよう頑張ってみようかな?

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