「ワタシ、昨日は喧嘩して帰ったんですよ。 何とか従業員の給与だけは支払うようにと強く言って帰ったんですよ。 だけど・・・今朝、『今日はどうしても出勤して欲しい』と言われて出勤したんですけど・・・」
「言った方が良いですよ!」
昼飯を食べに「山富貴」へ行くと、駐車場から店への門には「営業中」の立て看板が在り、店に入るとナガタニさんがいつものテーブル席に(読売)新聞を置き、
「いらっしゃいませ、いつも有難うございます」
食事を終え新聞も読み終えて精算しようとカウンター席に行くとナガタニさんが、
「○○さん、誰か紹介して呉れませんか?」と言って、書き出しの話をしてくれた。
「山富貴」でソバを食べ始めて何年になるだろうか・・・
日本料理店を息子夫婦に譲って、敷地内に在った公園側の庵で「ソバの店」を始めて1年ほど経って、ご飯もの主体から蕎麦の店に転身し、当主は勿論従業員たちの頑張りで、一時は増店の話題さえ在ったのだが、数年前のコト、息子夫婦が転職。 長らく頑張っていた従業員も一斉に退職。 一人残ってレジ(会計担当)係だったイトウ氏も昨年退職めたが、彼は、「従業員の▲▲さんは、○○百万円も店に貸したままなんだ。 皆、嫌で辞めたんですよ。 僕もうどん店のコトで会長と意見が合わず、もう二度と会いたくないと辞めたんです」と、言っていた。
その会長は今年の夏、庭松の剪定中に梯子から落ち受傷、入院。
転職し離婚していた息子を戻し、親父に代わって厨房に入っていたのだが、このところ顔を見ていない中で、ナガタニさんに依れば、「会長と言い合ったのよ!」
・・・
町内に住むナガタニさんだが、ウワサは耳のしていたとしても「山富貴」の過去の経営詳細は認識していないだろうし、頑張り屋さんだけに「自分が頑張ればナントかなる」「自分はヤルことだけやろう」と思っているのだろう・・・
「ヒトの良さ」に乗っかる営業は「経営」では無い。
従業員に対しては「満足」を優先し、従業員の能力を最大に出させる-ことだ。
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