今週は人権週間だったが、〆の今日は「世界人権デー」。
今年のノーベル平和賞は、
★ ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏
★ ロシアの人権団体「メモリアル」
★ ウクライナの人権団体「市民自由センター」
だった。
ベラルーシのアレシ・ビャリャツキ氏は、1980年代に始まった民主化運動で人権団体「春」を創設して活動して来たが、現在はベラルーシの刑務所に収監されている。
ロシアの人権団体「メモリアル」は1987年に創設され、ソビエト時代の政治弾圧の告発やロシア、中央アジアの人権侵害の監視に当たって来たが今年プーチン政権により解散を余儀なくされ活動を停止中。
ウクライナの人権団体「市民自由センター」は、ウクライナの人権問題や民主化に取り組み、ロシア軍のウクライナ侵行に対するロシア軍の戦争犯罪の記録を調査している。
ノーベル平和賞は、軍縮や民主主義、人権問題やそれに伴う世界の平和の実現などに貢献した個人や団体に贈られるのだが、今年は「人権」に関わる団体が選ばれ、平和と民主主義の求める市民社会の重要性に焦点を当てたもので、歴史的にも大きなメッセージとなるだろう。
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