今日は新たな8kmコースを歩いた。 家から3km程の処の標高差50mの丘陵地に造成された「目白台団地」を通り抜け、隣接の東原団地を通って家に戻るコースで、所要時間は2時間。
問題は、コース中にコンビニが1か所しか無いことだ。
なので、田圃や畑で失敬せざるを得ないことが在る。
啓蟄が過ぎたので、歩いていて「春」を探す。 特に田圃では既に土筆が顔を出しヨモギは食べごろで、畑では「すみれ」が咲き出し「ほとけのざ」は満開だ。
ところで、ヨモギ(蓬)は「餅草(もちぐさ)」と言われているように、草の香りが邪気を祓うとされ、中国では3月3日の「上巳(じょうし)の節句」にはゴギョウ(母子草)を混ぜ込んだ餅を食べる風習があり、日本ではヨモギを練り込んだ餅を食べるのだ。
さて、春の七草をご存知でしょうか?
春を目で楽しむだけでは無く、食しよう-と言うものだ。
セリ、ナズナ(所謂ペンペン草)、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ(はこべ)、ほとけのざ(コオニタビラコ)、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)の7種の野草だが、今の季節、野原のあちこちに生えているのだ。
百人一首に、「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」
が、在る。 光孝天皇の歌だが、春の七草(若菜)を摘む手に、雪が舞い落ちて来たー情景を謳ったものだ。
正月からの美味しい料理を食べた胃を休めるため、或いは芽吹いた春の野草を食べることで内臓の掃除をするために節句を楽しもう。
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