夜中、偶々Eテレ番組「サイエンスゼロ」を見た。
水蒸気が雨となって地上に戻って来る仕組みは解かっていたが、上昇気流に乗って大気圏を昇っていく中に在る「核」と結合し氷状態になり、その重みと重力で地上に落ちて来る。
だが、その「核」の大半がキノコなどの「菌糸」だと言うのだ。
このことを、日本の学者が地上500mから7000mまで、或いはそれ以上を調査し、実験室で「核の氷結」実験を行ったのだ。
冷却装置で、茸の菌糸が凍り始めた温度を見ると「マイナス7℃」。
将に、研究者が能登半島の上空3000mで採取した「核」と同じモノだったのだと言う。
そして、砂の粒などの無機物の微粒子は、マイナス15℃ぐらいにならないと凍らない。
即ち、大気圏500m~7,000mでは茸などの菌糸類が浮遊していて、それが「核」となって地表に落ちて来て、それ以上の大気圏では無機物の微粒子が「核」となって落ちて来るらしい。
話をチョッと変えるが、
「天王星と海王星の表面化には高温高密度の液体が存在するため、ダイヤモンドが生成され、それぞれの星の各部分にゆっくりと沈殿」していて、
ドイツのHZDR研究所ドミニク・クラウス氏に依れば、その沈殿した「ダイヤモンドの層は数百キロメートル以上だろう」と、プラスチックを使った実験で、この現象を再現した-とのこと。
地球の表面しか住めない人間にとって、「科学」は単なる空想では無い「証」の鍵なのだろう。
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