「これは『鯛の昆布締め』です。 それに、この赤い色の野菜は『スベリヒユ』です」
12時半を過ぎてしまったので、寺内氏は食べ終えただろうと思って席に着いたが同時に配膳され、主菜や副菜の食材を聞いた。
今日はパートタイマーの日だったので、数日前に福岡の「筒井時正玩具花火製造所」から取り寄せた線香花火「スボ手牡丹」を車に乗せて出勤した。
数か所納品を終え帰社すると「お茶の時間ですよ」と誘われ、作業員と一緒に休憩室に座ったので、「線香花火を持って来たのですが、欲しい方は居ますか?」
と聞くと、フィリピン生まれの松本さん以外が「欲しい」。
なので4人全員に上げたのだが、東西(関西以西と関東以北の線香花火)の違いや手渡した「スボ手牡丹」のコトを知って貰いたくて説明した。
関西以西で線香花火と言えば、稲藁(いなわら)の芯を軸に使用して軸先に火薬を付けた「(藁)スボ手牡丹」で、江戸時代初期から300年以上も続いているのだが、当時の江戸には田圃が少なく、原料のワラスボが手に入り難かったため、代わりに「紙縒り(こより)」を使った「長手牡丹」で、その歴史が現在まで続いているのだが、「スボ手牡丹」のメーカーは福岡県みやま市の「筒井時正玩具花火製造所」だけ-なのだ。
花火は世界各地で製造使用されているが、「線香花火」となるとJapanese Sparklersと言われるように、日本の「文化」なのだ。 しかし近年、遊びの心と言うか文化に親しむ心が無くなったのだろうか、ザンネンだ・・・
「文化」と言えば、今日も食べた「去来庵」の食事だが、使用する食材の殆どは自然のモノで手造りなので、いわゆる食の「文化」に繋がるのだが、これを継承させようとする意図が経営者に無いのだ。 「文化」に発展することを拒んでいるのだ。
話しは変わるが、
明日、幕張メッセで開催する「第2回スマートエネルギーweek秋」に参加する。
太陽光発電、風力発電、バイオマス、スマートグリッド、二次電池、脱炭素ソリューションなどの世界の最新技術会社380社が出展するので、明日の地域活性化、日本社会の変革に繋がることを期待しつつ参加するのだ。
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