半年ごとのマイカー点検整備でトヨタ自動車鶴ヶ島店に行き、待合スペースで緑茶を飲んでいると、隣席の客とスタッフの会話が耳に入って来た。
『(事故)現場では相手(方)が「自分が悪かった」と言い全額払うと言っていたのだけれど、保険会社同士での判断にお任せします』
事故状況等は判らぬがトヨタ自動車の顧客なのだろう、事故現場からの連絡でレッカー車で牽引し、双方車両が自動車保険に加入していることから「保険会社間の話し合いによる解決」に納得したらしい。
だが、暇な僕は相席に移動し、
「偶々聞いていましたら、相手方が全部賠償を口約束したそうですね。 その約束した内容を書面で頂かなかったのですか?」
すると、「そうなのでしょうけれど、保険会社に任せる方が良いんじゃないですか」
と言う。 長年損保会社が意図してきた課題(保険会社の主導的民事介入)が、早々に完成したのだが・・・
「そうやってイイ人が多いんですが、民事上の解決方法は当事者同士が基本なんですよ。
折角相手方が認めたんですから、その場で明記して貰えば良かったんだけど、残念ですね」
すると、当該スタッフが再びやって来て、新たな課題になった。
「✖✖様(当該客)はJA共済で車両保険にも加入しているので、修理費用は車両保険でカバー出来ますから良いんですが、鈑金修理に3週間位かかるんですが、その間の(サービス)代車が出ないんですよ。 レンタカーでも1日1万円程度掛かりますので、15~20万円ですね」
当の客は驚きの声
「エエ!・・・家に帰るのに自前でタクシー・・・もう1台車が在るから、明日からはそれを使うけど、代車が出ないんかァ・・・」
JA共済自動車保険でも、「車両諸費用保障特約」に加入していれば、
「事故日から30日を限度に、レンタカー代などの実損害額を保障」出来るが特約は加入していないとのこと。
損害保険会社付保の場合、車両保険の加入が無くても、契約車両が事故や故障の場合、レッカー移動から代車費用が支払われる特約を自動付帯している契約が多いし、事故時に相手方が認めていた「全額賠償」を書面に残して置けば「代車費用」も相手方負担だったのに・・・
車両保険を使用せずに済んだのに・・・
「ヒトが良い」のもほどほどに
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